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2009.10.16             味

2009.10.16             味_e0192609_22584323.jpg
かれこれ24年前のフィルムカメラを引っ張り出して撮影してみた。

味がある。

現在のデジタルカメラにはない味を感じる。
撮影中もシャッターを押すたびに、「そうそう、この感触、この音!」とついつい独り言が出てしまうほど
五感をくすぐられた。

デジタルカメラのように細かい設定は出来ない。
いや、細かな設定は必要ないのだろう。久しぶりに操作するとそのシンプルさに改めて驚いた。
ありのままをレンズを透してフィルムに写す。 気持ち良い。
カメラ自体の感触やデザインも、時が経っていっそう味が増したように感じる。

僕らは家具の世界も同じだと感じている。
時と共に味の増す家具とは何であろうか?
素材選び、妥協しない作り込み、一つ一つに意味(メッセージ)のあるデザイン。
常にそれらを追求して家具作りに没頭できる生活はありがたい。
                         24年後に「味が出てきたよ、ウチのテーブル。」と言っていただけるよう、これからも家具を作り続ける。
# by attract-f | 2009-10-16 22:52

2009.10.11            とにかく南へ

2009.10.11            とにかく南へ_e0192609_21165193.jpg
2009年7月22日 忘れもしない日本中が日食の話題で盛り上がった日だ。
朝からあいにくの小雨。 無理かな~と思ったが、小学校の頃に天体望遠鏡を買ってもらって
夜な夜な天体観察をしていた僕はあきらめ切れない。
インターネットで雲の様子を見ると、南に向かえば見れるかもしれないという望みがもてた。
時刻はすでに9時を過ぎていて、一刻も早く南に向かわねば。
伊豆方面は遠い、ならば三浦半島最南端の三浦市にある城ヶ島公園へ行くしかない。
早速準備して出発したが、小雨はなかなか止まない。半ばあきらめながら公園の駐車場に
車を入れようとしたその時、駐車場係りのおじさんが 「今、日食が見えるよ!!」
即効で車を降りて空を見上げると、薄雲から透けるように日食を発見。ラッキーだった。
見えた、わずか数秒だが見えた。 感動!
日食に感動? 見れたこと事態に感動? 両方だと思う。
家に帰ってテレビを見ると東京でも横浜でも見れたみたいでしたが・・・・・。
良い一日だった。

そんな城ヶ島公園で見つけたのが、何の変哲もない公園内のベンチ。
なぜかすごく魅かれた。多分、このブルーに塗られた微妙な色味に魅かれたのだと思う。
太陽の光と海からの潮によって少しくすんで落ち着いた色味になっていた。
                         いい出会いだった。
# by attract-f | 2009-10-11 22:07

2009.10.8             陶芸作家 和田麻美子さんの陶器が入荷しました

2009.10.8             陶芸作家 和田麻美子さんの陶器が入荷しました_e0192609_053488.jpg
淡くやさしい色合いで、女性らしい繊細なフォルムが特徴です。
それぞれ個性的で、ぽってりとした丸いフォルムやすっきりとしたスリムなものまで。
みんなに共通して言えることは「よし、がんばって花を生けるぞ。」というよりも
「野の花を一輪挿してみました。」といった感じが似合います。
一輪挿し、花入れの他にカフェオレボウルもあります。


一輪挿しを見ながらいつも思い出すのは、大阪梅田の百貨店での展示会の時に
「草花を取って来い!」と言われ、一瞬頭が真っ白になったが次の瞬間には花ばさみと
空のペットボトルを持って走っていたような、いないような・・・・・。
都会にもあるもんですね、草花は。
そんな素敵な思い出から10年が経ちました。   

早い。
# by attract-f | 2009-10-09 01:52

2009.10.4             一枚板加工

2009.10.4             一枚板加工_e0192609_12304829.jpg
10月1日のVOICEで紹介した欅の一枚板座卓の製作風景です。
一般的に「欅は固い」というイメージがありますが、本当に良い欅は刃通りが良く、
鉋(かんな)で削っていると気持ちの良いものです。
といっても木材全体でみると固いですが。
性の悪い欅は刃の食いつきが悪く苦労します。
私も職人時代に手首を傷めたことがあります。
お米を磨ぐのも辛いぐらい・・・・鉋がけが下手だったことが大きな要因ですが。
大きな機械があれば平面はあっという間に作れるのですが、
四角四面に削られるので厚みは薄くなるし、何か味わい深さが出ない。
手作業で仕上げることによって得るものは多く、木と会話しながら少しずつ削っていきます。
昨日はこれこれこんな状態だったが、今朝はどうだい?ってぐあいに。
手早く仕上げた方がいい場合もあれば、一皮剥いて数ヶ月様子を見るときもあります。
その日の気温や湿度、あらゆる条件を考えて工程を決めていくので、
木によっては予定を変更しないといけないときもあります。
写真では大まかな平面出しは終わり、ミリ単位で凹凸を取る作業をしています。
逆目を留めながら、全体的な反りやねじれを把握しつつ・・・・・・。
話し出すと止まらないので今日はここまでにします。
# by attract-f | 2009-10-05 13:10

2009.10.1             行ってきました 埼玉県比企郡

2009.10.1             行ってきました 埼玉県比企郡_e0192609_1314429.jpg
欅の一枚板座卓、その他もろもろを積み込んで埼玉県比企郡まで
お届けに行ってきました。
月末、雨、最悪の条件の中渋滞覚悟で出発。
でもなぜか車はすいすい進んで昼前に到着。
早速、座卓の脚を組んでセッティング。
以前考えていた配置にしたり、移動したり・・・。
お店は数ヶ月前に下見をしておいたので、サイズもイメージもぴったりでした。

欅の一枚板は、アウトラインに程好くウエストが入っていてかっこいい。
木目は中杢(なかもく)で一方には節や割れがあって表情豊か。
バランスのとれた欅だった。
腕組みしながら「お前なかなかやるな~」って言いたくなるような一枚板でした。

そんな一枚板を支える脚はアイアンで製作。
工房の先輩と僕とで図面を見ながら何度も何度もああでもないこうでもないと
打ち合わせした自信作。
こうして出来上がった脚を目の前にして2人で自画自賛。
いつものことです・・・・。

一枚板の表現方法でいつも悩みこだわるのが耳(板のサイドのうねうねの部分。)の
加工方法。
とにかく切れのある仕事を表現したい。センスの問われるところです。
言葉にするのは難しいので写真で感じてみてください。
すみません文章は苦手で、活字=眠たくなる性分なもので
さまざまな活かし方を学ばせてくれた師匠に感謝です。

お料理を引き立たせる縁の下の力持ちとなって何十年もがんばってくれるでしょう。
近いうちに会いに行きます。
きっとしっかり働いて座卓としての味が増していることでしょう。


その他の写真はホームページ上のexampl(実例写真)に
アップしますので、お楽しみに!


10月10日(土) OPEN
古式手打ち蕎麦 鷹や
埼玉県比企郡川島町伊草868
049-290-2890 ← お問い合わせはこちらまで。 お蕎麦が絶品ですよ。
# by attract-f | 2009-10-02 14:20